化学物質の中には世界中に拡散してしまうものもある

azarashi
化学物質の中には、「残留性有機汚染物質」(POPs)と呼ばれるものがあり、特殊な特性を持っています。分解されにくく、長距離を移動して他の地域や国にまで影響を及ぼすのです。また、生き物の体内でたまっていきやすいため、健康被害を起こしやすい特徴もあります。具体的には、ダイオキシンやPCB、DDTといった化学物質です。

POPsは遠くまで移動するため、多くの生物に被害を与えます。日本ではPOPsを利用した商品の製造を禁止していますが、意図しないで生成されてしまう場合もあります。

また、海外では現在でもPOPsを使用している国があり、広い地域に拡散してしまうため、日本だけで規制などの対策をしても限界があると言われています。なんと、PCBを製造していないアラスカのイヌイットに、PCBが検出されているそうです。POPsは拡散しやすく、なかなか分解されないため、気流の影響でアラスカまで移動し、冷たい空気にさらされて凝縮・降下します。

POPsは生物へ蓄積しやすいため、食物連鎖による生物濃縮が起こります。そのため、アザラシなどを食べるイヌイットが凝縮されたPOPsを取り込んでしまい、体に蓄積されたものと考えられています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>