化学物質の健康被害の代表は「シックハウス症候群」

一時期、「シックハウス症候群」という病気が話題になりました。これはダニやカビなどの害虫が原因のこともありますが、基本的には住宅建築に使われた化学物質が原因となります。厚生労働省の設定した室内指針値よりも高い揮発性有機化合物を吸引してしまうと症状が出ることがあります。

シックハウス症候群の3大原因物質と呼ばれているのが、「ホルムアルデヒド」「有機溶剤」「有機リン系殺虫剤」となります。

ホルムアルデヒドは、建材の接着などに使われます。有機溶剤は塗料に使われるトルエンやキシレン、そして有機リン系殺虫剤はその名の通り殺虫剤です。とくにシロアリ駆除剤には多くの有機リンが使用されています。

シックハウスだけでなく、現在ではオフィスで発症してしまう「シックビル症候群」というものもあります。また学校で発症する場合は「シックスクール」症候群、新車の場合は「シックカー症候群」と呼び、さまざまな場所で化学物質による健康被害が起こることを示しています。

これらの症候群を「化学物質過敏症」と総称することがありますが、これは「環境病」などとも呼ばれ、化学物質を一度に大量に吸収したり、あるいはちょっとずつ長期間さらされたり(長期曝露)することによって起こる症候群です。これは半世紀ほど前にアメリカではじめて発見され、ごく微量な化学物質でも症状がでることがわかっています。

たちが悪いのが、発症の原因が1種類の化学物質でも、いったん発症してしまうと他の化学物質に反応しやすくなってしまうことです。日本人の場合約1割が化学物質過敏症にかかっているとされています。

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